今後日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。
インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。
集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。
この記事では、観光立国として自国が世界一の訪問者数を受け入れる「フランス」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。
フランスの基本情報と訪日データ
フランスの人口は6,800万人。1人あたりGDPは40,901ドル。
言わずとしれた観光立国として知られています。
フランス人に人気の海外旅行先はスペイン、イタリア、英国。
アジアでは中国やタイへの旅行が人気で、日本は旅行先としては27位とまだまだ伸びしろがあります。
フランスからの訪日インバウンド客の推移
それでもフランスからのインバウンド客はこの10年で大きく成長しており、2019年には34万人となりました。
その後2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減りましたが、2023年は2019年水準の8割まで回復。2024年は前年比120%程度で伸びており、今後も順調に伸びていくことが予想されます。
フランス訪日インバウンド客の消費単価
フランス人訪日客は他の国の訪日客と比べて消費金額が大きく、特に宿泊費と飲食費にお金をかける傾向があります。
フランスからの訪日潜在市場は1,200万人
2024年1月に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、フランスからの訪日客の潜在市場は1,200万人。
海外旅行をする人のなかでも日本が選択肢に上がっていない人がまだ多く、そういった方に如何に日本をアピールできるかが今後の鍵になります。
フランス人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと
ここからは、フランス人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。
フランス人は旅行情報サイトをよく利用する
フランス人が海外旅行をするときに参考にするオンライン媒体の1位はルタール。旅行予約サイトで、旅行に関する膨大な情報が掲載されています。
また、ジェオやルプチフュテ、ミシュランボワヤージュといったフランスのメディアが多く参考にされています。
フランス人に日本をアピールする場合、こういった媒体への掲載は欠かせないでしょう。
フランスからの訪日旅行で出る不満
日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中でフランスからの訪日旅行で出る不満点をまとめています。
フランス人は自国への愛着心が高くこだわりもあることから「フランス人目線でのフランス語の発信」に力を入れると効果的です。
フランスからの訪日集客のために知っておくべき10のコト
最後に、フランスからの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。
以上、フランスからのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。
インバウンド誘客の方法、海外プロモーションの仕方については以下の記事をご覧ください。
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また、インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
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