ドイツからの訪日インバウンド客の特徴と集客のために知っておくべき10のコト

今後日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。

インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。

集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。

この記事では、海外旅行者が多く日本にとって受け入れの伸びしろが大きい「ドイツ」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。

ドイツの基本情報と訪日データ

ドイツの人口は8,400万人。1人あたりGDPは48,272ドル。

2019年の年間海外旅行者は約1億人と、ドイツ国民は1年に1人1回以上海外旅行をしている計算になります。

アジア方面の旅行先はタイと中国が人気で、シンガポール、インドネシアに次いで日本。

日本は旅行先としては41位と、そのポテンシャルについては伸びしろが大きい状況です。

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ドイツからの訪日インバウンド客の推移

それでもドイツからのインバウンド客はこの10年で大きく成長しており、2019年には24万人となりました。

その後2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減りましたが、2023年は2019年水準を超える訪日者数となっており今後も順調に伸びていくことが予想されます。

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ドイツ訪日インバウンド客の消費単価

ドイツ人訪日客は他の国の訪日客と比べて消費金額が大きく、特に宿泊にお金をかける傾向があります。

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ドイツからの訪日潜在市場は1,700万人

2022年に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、ドイツからの訪日客の潜在市場は1,700万人。

欧州の中でも特に伸びしろの大きい市場であり、消費単価も高いため今後力を入れて訪日集客をしていきたい国です。

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参考:日本政府観光局調査(2022年4月)

ドイツ人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと

ここからは、ドイツ人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。

ドイツ人は口コミを重視する

ドイツ人が海外旅行をするときに参考にするオンライン媒体の1位はYouTube。

2位のABENTEUER UND REISENと3位のGeo Saisonは旅行情報を発信するWEBサイトです。

ドイツ人は総じて実際の旅行者の口コミ情報を参考に旅行先を決める傾向にあり、日本に対しての良い口コミをどれだけ創出できるかが鍵になります。

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ドイツからの訪日旅行で出る不満

日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中でドイツからの訪日旅行で出る不満点をまとめています。

ドイツの国民性からか情報を自身でしっかりと咀嚼して判断したいという傾向があるようで、英語での情報の不足や言い回しがおかしかったりといった点は特に気になるようです。

また、「ドイツで発行される国際運転免許証が有効でない」「ドイツの運転免許証を翻訳しないといけないが手間がかかる」といったように日本での車の運転について不満が挙がっている点も他国と比べて特徴的です。

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ドイツからの訪日集客のために知っておくべき10のコト

最後に、ドイツからの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。

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以上、ドイツからのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。

インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。

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