今後日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。
インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。
ポストコロナで大幅な回復を見せる訪日インバウンド市場。
インバウンド集客に力を入れようとしている国内の事業者も増えています。
集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。
この記事では、「イタリア」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。
イタリアの基本情報と訪日データ
イタリアの人口は5,890万人。1人あたりGDPは34,115ドル。
年間海外旅行者は約3,400万人。アジア方面の旅行先はタイと中国が人気で、日本はその次に来ています。
日本は旅行先としては34位と、まだまだ認知度が低いと言えます。
イタリアからの訪日インバウンド客の推移
それでもイタリアからのインバウンド客はこの10年で大きく成長しており、2019年には16万人となりました。
その後2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減りましたが、2023年は2019年水準の94%程度まで回復。2024年は前年比140%前後と、改めて成長フェーズに入っています。
イタリア訪日インバウンド客の消費単価
他の国の訪日客と比べると消費金額が大きいですが、欧州の他の国と同様、消費単価はかなり高いア傾向にあります。
イタリアからの訪日潜在市場は900万人
2024年1月に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、イタリアからの訪日客の潜在市場は900万人。
まだまだ訪日経験者が少なく、まずは「いかに日本を知ってもらえるか」がポイントになります。
イタリア人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと
ここからは、イタリア人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。
イタリア人が参考にする媒体はトリップアドバイザーが1位
イタリア人は旅行前の情報収集でトリップアドバイザーをよく利用するようです。
また、個々人の旅行ブログが上位に来ているのも注目すべき点。
6位のSi Viaggiaと7位のZingarateは旅行情報を発信するイタリアのWEBサイトです。
イタリアからの訪日旅行で出る不満
日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中でイタリアからの訪日旅行で出る不満点をまとめています。
イタリアと言えば「食」。やはり飲食へのこだわりが大きいようで、必然日本の飲食についても不満が出ています。
また、他国ではあまり不満に挙がらない「街の景観」についての不満点も複数あることからイタリア人の美意識の高さが伺えます。
イタリアからの訪日集客のために知っておくべき10のコト
最後に、イタリアからの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。
以上、イタリアからのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。
インバウンド誘客の方法、海外プロモーションの仕方については以下の記事をご覧ください。
コロナ禍が明け、訪日インバウンド市場が急速に回復しています。2023年度の訪日客数はコロナ前の2019年とほぼ同等となり、消費額は過去最高を記録。政府も2030年までに訪日者6,000万人・観光消費額15兆円という目標を掲げ、インバウンド観[…]
また、インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
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