今後日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。
インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。
集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。
この記事では、多民族国家で日本の印象も特に良い「マレーシア」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。
マレーシアの基本情報と訪日データ
マレーシアの人口は3,260万人。
国土がマレー半島とボルネオ半島の一部にまたがり、ムスリムを中心とした多民族国家という特徴があります。
マレーシアからの訪日インバウンド客の推移
マレーシアからの訪日客も他国同様この10年で大きく伸びています。2019年には年間訪日者50万人。
その後2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減りましたが、2023年は2019年の8割程度の水準、2024年は2019年とほぼ同程度で推移しています。
マレーシア訪日インバウンド客の消費単価
マレーシア人が1回の訪日で使う金額は22.4万円と、訪日者全体の平均を少し超えています。
近年の経済成長で富裕層が増えていることも要因となっています。
マレーシアからの訪日潜在市場は1,900万人
2024年1月に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、マレーシアからの訪日客の潜在市場は1,900万人。
この中で訪日経験がある人数は300万人程度なので、これまで日本に来たくても来れなかった層にどれだけ来てもらえるかを考えていく必要がありそうです。
マレーシア人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと
ここからは、マレーシア人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。
マレーシア人はSNS/口コミを重視する
マレーシア人が海外旅行の情報収集に使うオンライン媒体としては各種SNSやトリップアドバイザーが上位に来ています。
一方通行の海外旅行WEBメディアよりも双方向のコミュニケーションツールが重視されている傾向から、マレーシア人はより他の人の評価や口コミを重視すると言えます。
マレーシアからの訪日旅行で出る不満
日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中でマレーシアからの訪日旅行で出る不満点をまとめています。
他国と同様英語表記やコミュニケーションについての不満に加え、「宿泊施設のプランの柔軟性」や「モバイル決済の仕組み」といった声が挙がっているのが特徴的です。
マレーシアからの訪日集客のために知っておくべき10のコト
最後に、マレーシアからの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。
以上、マレーシアからのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。
インバウンド誘客の方法、海外プロモーションの仕方については以下の記事をご覧ください。
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また、インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
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