【国別グラフ推移】 2023年5月の訪日外国人数、回復基調を維持 – 2019年超えの国も8ヶ国

JNTO(日本政府観光局)が発表した情報によると、2023年5月の訪日外国人数は桜シーズン後の閑散期にもかかわらず1,898,900人となり2019年同月比で68.5%を記録しました。これは前月の回復率66.6%から微増となり、回復基調が続いていることを示しています。

2023年5月の国・地域別インバウンド客数

国・地域別では韓国からの訪日客が最も多く、51万5700人を記録しました。次いで台湾が30万3300人、米国が18万3400人、香港が15万4400人、中国が13万4400人と続きます。特に注目すべきは、米国、シンガポール、ベトナム、カナダ、メキシコ、ドイツなど、2019年同月比で訪日客数が増加した市場が8つも存在することです。

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東アジアの概況(2023年5月)

中国は渡航制限が続いているため依然2019年比の2割以下の水準ですが、台湾は7割、韓国と香港は8割まで回復しています。

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東南アジアの概況(2023年5月)

シンガポール、インドネシア、ベトナムからの観光客はすでに2019年の同月を超えています。人口や経済が成長している市場でもあり今後特に注目です。

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北アメリカ・豪州の概況(2023年5月)

米国とカナダからの訪日者数は2019年同月の120%を記録しています。消費単価が高いマーケットでもあり、今後のさらなる伸びが期待できます。

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欧州の概況(2023年5月)

ドイツのみ2019年の同月水準超え。その他の国でも80%以上の実績値となっています。米国や豪州同様、消費単価が高いマーケット。特にドイツの今後の動向が注目されます。

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月別の推移を2019年と比較

2023年の訪日者数の推移を2019年と比較してみましょう。

これまで見てきたように5月はほとんどの国で2019年比80%以上まで回復しているものの、やはり中国の母数が大きいため全体では6割程度の回復となっています。

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全体の訪日者数としては依然中国の回復が待たれるばかりですが、消費単価の高い欧米からの訪日客についてはすでに2019年の水準を超えるなど大幅な動きが見えています。

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