JNTO(日本政府観光局)が2023年9月20日に発表した情報によると、2023年8月の訪日外国人数は推計で216万人を記録しました。
引き続き月を追うごとに回復基調は明確になっており、コロナ前の2019年にもかなり近づく水準となりました。
この記事では国・地域別の訪日者数を図解を用いてお伝えします。
2023年8月の国・地域別インバウンド客数
国・地域別では韓国からの訪日客が最も多く、56万9000人を記録しました。次いで台湾が39万6000人、中国が36万4000人、香港が21万人と続きます。
各国の夏季休暇が重なる7月より母数としては少なくなっていますが、2019年との比較で言えばコロナ後初めて80%を超える訪日客数となりました。
東アジアの概況(2023年8月)
韓国は2019年8月比で184%の訪日者数を記録しました。ただしこれは大幅に伸びているというより、2019年に韓国内で日本に対する政治的な反発が大きくなったことから訪日者数も大きく落ち込んだことが背景にあります。
中国は2019年比で36%の水準。8月10日に団体旅行が解禁されたため大幅に伸びることが予想されていましたが、そこまで急激に回復しているというわけではないようです。
台湾・香港はほぼ2019年と同じ水準で推移しています。
東南アジアの概況(2023年8月)
7月に引き続き、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナムが2019年の同月を上回っています。
特にインドネシアは人口も多くポテンシャルも高い国なので、今後の動向に注目です。
北アメリカ・豪州の概況(2023年8月)
米国は5月〜7月まで2019年比130%超の水準でしたが、8月は117%となりました。
カナダが134%と盛り上がっています。
欧州の概況(2023年8月)
7月に引き続き、ドイツとイタリアで2019年同月を超える訪日者数となりました。
特にドイツは消費単価も高く訪日潜在層も大きいマーケットのため、ドイツからの訪日客がさらに増えるとインバウンド全体としてもっと盛り上がる展開になりそうです。
月別の推移を2019年と比較
最後に、2023年の訪日者数の月ごとの推移を2019年と比較してみましょう。
国ごとにばらつきはありますが、全体で見ると2019年同月の86%まで戻ってきました。
2019年はこの時期から韓国からの訪日者数が落ち込んだ影響はありますが、引き続き月を追うごとに2019年の水準に近づいてきています。
さらなる円安の進行と中国からの訪日解禁により、今後さらに回復することが見込まれます。
以上、訪日インバウンド客の直近の状況を実データでお伝えしました。
インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
アフターコロナで急速な復活を見せる訪日インバウンド市場。政府としても成長産業として注力する方針が示されています。
この記事では、インバウンド対策に取り組む事業者や団体、自治体の皆さまが令和7年度(2025年度)に使える補助[…]