シンガポールからの訪日インバウンド客の特徴と集客のために知っておくべき10のコト

今後の日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。

インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。

集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。

この記事では、1人あたりGDPが極めて高く富裕層も多い「シンガポール」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。

シンガポールの基本情報と訪日データ

シンガポールの人口は540万人。国土は狭く東京23区と同じぐらいの広さです。

公用語はマレー語ですが、国民のほぼ大多数が英語と中国語を話します。

マレーシアとは橋で繋がっており、インドネシアへも高速フェリーで日帰りができてしまいます。

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シンガポールからの訪日インバウンド客の推移

シンガポールからの訪日客も他国同様この10年で大きく伸びています。2019年には年間訪日者49万人。単純計算でシンガポール国民の10人に1人が日本を訪れたことになります。

その後2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減りましたが、2023年になって単月で2019年を3割も超えるシンガポール人が日本を訪れています。

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シンガポール訪日インバウンド客の消費単価

シンガポール人が1回の訪日で使う金額は17.4万円と、訪日者全体の平均よりも高い水準です。これは東南アジアという地域で見ると特に高い消費単価です。

富裕層が多い国民性を反映していると言えます。

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シンガポールからの訪日潜在市場は300万人

2022年に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、シンガポールからの訪日客の潜在市場は300万人。

そもそも人口が少ないため他国に比べると少なく感じてしまいますが、富裕層が多いことから消費総額といった意味ではこれ以上のポテンシャルがあり注目すべき市場と言えます。

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参考:日本政府観光局調査(2022年4月)

シンガポール人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと

ここからは、シンガポール人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。

シンガポール人は政府観光局のWEBサイトを参考にする

シンガポール人もYouTubeやfacebook, instagramといったSNSを主に活用して旅行の情報収集をします。

特徴的なのは、3位に政府観光局のWEBサイトが入っていること。

日本で言えばJNTO(日本政府観光局)のWEBサイトが旅行前の情報収集手段として効果的に使われているようです。

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シンガポールからの訪日旅行で出る不満

日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中でシンガポールからの訪日旅行で出る不満点をまとめています。

シンガポールでは、日常会話はほぼ英語で話されていることから、訪日旅行の際に英語が通じないことにストレスを感じるようです。

また、シンガポールは国土が狭いため日本での距離感がつかみにくく、移動に関する不満が他国と比べて多い傾向もあります。

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シンガポールからの訪日集客のために知っておくべき10のコト

最後に、シンガポールからの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。

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以上、シンガポールからのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。

インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。

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