今後の日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。
インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。
集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。
この記事では、東南アジア最大で世界第4位の人口を誇る「インドネシア」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。
インドネシアの基本情報と訪日データ
インドネシアの人口は2億7,200万人。
インド、中国、米国に次ぐ世界第4位の人口規模で、その人口はまだ増加中です。
また、国民のほとんどがイスラム教徒(ムスリム)という特徴があります。
インドネシアからの訪日インバウンド客の推移
インドネシアからの訪日客も他国同様この10年で大きく伸びています。2019年には年間訪日者41万人。
その後2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減りましたが、2023年は2019年の104%。さらに2024年は前年比137%の月もあるなど大幅に成長しています。
インドネシア訪日インバウンド客の消費単価
インドネシア人が1回の訪日で使う金額は19.8万円と、訪日者全体の平均よりも少し低い水準です。
同国の経済成長に伴って消費単価は今後上がっていくことが期待できます。
インドネシアからの訪日潜在市場は1000万人
2024年1月に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、インドネシアからの訪日客の潜在市場は1000万人。
人口の多さに比してJNTOの算出では潜在市場としてかなり少ない印象。経済成長中とは言え、まだ海外旅行をできる人の数が少ないことが影響していると言えます。
インドネシア人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと
ここからは、インドネシア人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。
インドネシア人はSNSを多用する
インドネシア人はSNSが大好きな国民性を有しており、特に「インスタ映え」は他国よりもその盛り上がりが顕著に表れています。
SNS上の投稿を見て旅行先を決める人も多く、インドネシア人集客には特にインフルエンサーの活用等が効果的です。
インドネシアからの訪日旅行で出る不満
日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中でインドネシアからの訪日旅行で出る不満点をまとめています。
国民のほとんどがムスリム(イスラム教徒)ということもあり、食事や礼拝関連の不満が多く出ていることが特徴です。
インドネシアのムスリムは中東ほどの厳格な運用はされていませんが、それでもムスリム対応はインドネシア人集客には必須と言えます。
インドネシアからの訪日集客のために知っておくべき10のコト
最後に、インドネシアからの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。
以上、インドネシアからのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。
インバウンド誘客の方法、海外プロモーションの仕方については以下の記事をご覧ください。
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また、インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
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