台湾からの訪日インバウンド客の特徴と集客のために知っておくべき10のコト

今後日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。

インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。

集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。

この記事では、親日家が多くリピーターの数も一番の「台湾」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。

台湾の基本情報と訪日データ

台湾の人口は2,320万人、GDPは790億ドルです。

1人あたりのGPDは3.4万ドルで、日本に近い数字と言えます。

海外旅行の行き先は中国、日本、韓国の順で、全海外旅行者の約3割が日本を訪れています。

台湾からの訪日インバウンド客の推移

台湾からのインバウンド客も他国同様この10年で順調に伸びています。

コロナ後の2023年は2019年の86%まで訪日者数が回復しました。2024年は2019年を超える勢いで推移しています。

台湾訪日インバウンド客の消費単価

地理的に近く気軽に訪日できるということもあって台湾からの訪日客が1回の滞在で使う金額は平均よりも少ないですが、コロナ前と比べると大きく増えています。

台湾からの訪日潜在市場は1,600万人

2024年1月に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、台湾からの訪日客の潜在市場は1,600万人。

台湾は圧倒的にリピーターの数が多く、9割は訪日2回目以上。訪日4回目以上も全体の6割と、何度も日本に来てくれる方が多いのがこの市場の大きな特徴です

参考:日本政府観光局(JNTO)調査(2024年1月)

台湾人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと

ここからは、台湾人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。

台湾人の情報収集はSNSに加えて掲示板サイト

台湾人が海外旅行をするときに参考にするのはYouTubeやfacebookといったSNSが代表的。

特徴的なのは、バックパッカーズ(背包客棧)やピーピーティー(PPT)といった掲示板サイト。他の個人の体験を見ながら次の訪問先を決めると行ったことがよくあります。

また、ピークーパンン旅遊(痞客邦旅遊)という旅行情報発信サイトの影響力も大きいです。

台湾からの訪日旅行で出る不満

日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中で台湾からの訪日旅行で出る不満点をまとめています。

台湾では中国で使われる「簡体字」ではなく「繁体字」という文字が使われていますが、この表記で書かれた案内が少ないといった不満があります。

また、日本好きだからこそ景観や文化に対する良いイメージが強く、それを裏切ってしまうような体験は避けたいところです。

台湾からの訪日集客のために知っておくべき10のコト

最後に、台湾からの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。

以上、台湾からのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。

インバウンド誘客の方法、海外プロモーションの仕方については以下の記事をご覧ください。

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また、インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。

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