今後の日本の成長産業として注目される訪日インバウンド市場。
インバウンド集客に力を入れようとしている自治体や団体・事業者も益々増えています。
集客のためにまず必要なことは「相手を知ること」。
この記事では、「微笑みの国」として知られ自国が年4,000万人の外国人観光客を受け入れる「タイ」について基本的な情報から訪日集客のために知っておくべきことまで図を交えてわかりやすく解説します。
タイの基本情報と訪日データ
タイの人口は6,600万人。1人あたりGDPは7,481ドルと年々成長しています。
自国が4,000万人の外国人観光客を受け入れる※観光大国です。
※2019年の国連統計。世界8位。アジアでは中国に次いで2位。
タイからの訪日インバウンド客の推移
タイからの訪日客はこの10年で大きく伸びています。2018年には東南アジアで初めて100万人を突破し、2019年も前年比116%と大きな成長を見せました。
その後2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減りましたが、2023年になって2019年の75%まで回復。2024年は前年比90%程度と、他国に比べると回復・成長が鈍いですが今後の経済成長に伴ってさらに成長していくことが見込まれます。
タイ訪日インバウンド客の消費単価
タイ人が1回の訪日で使う金額は19.3万円と、欧米に比べると低い水準です。
今後の経済成長に伴ってさらに上がってくることが予想されます。
タイからの訪日潜在市場は1300万人
2024年1月に日本政府観光局(JNTO)が発表した独自試算によると、タイからの訪日客の潜在市場は1300万人。
タイは特に親日国として知られており「お金があれば日本に行ってみたい」という人が特に多い市場。
今後同国の経済成長に伴って日本を訪れることのできる人がさらに増えそうです。
タイ人の特徴と訪日集客のために知っておくべきこと
ここからは、タイ人観光客の集客をするために事業者や自治体の皆さまが知っておくべきことを解説します。
タイ人は一般的なSNSを使って旅行情報を収集する
タイ人も世界的に使われているSNSを使って旅行の情報収集をします。
3位のPantipはインターネット掲示板、5位のKrobkrueng Japanはブロガーやユーチューバーが訪日旅行情報を発信するWEBサイト、7位のChill Pai Naiは旅行代理店、8位のJa Tiew Painaiは旅行情報を発信するブロガーです。
タイからの訪日旅行で出る不満
日本政府観光局は「訪日観光データガイドブック」の中でタイからの訪日旅行で出る不満点をまとめています。
タイ全体として英語が得意なわけではないものの、訪日タイ人は英語を読み書きできる方が多く英語での情報が不足していることについて不満を持つ方が多いようです。
タイからの訪日集客のために知っておくべき10のコト
最後に、タイからの訪日客を集客するために知っておくべき事柄を簡潔10個にまとめました。
以上、タイからのインバウンド観光客を集客するための情報を解説しました。
インバウンド誘客の方法、海外プロモーションの仕方については以下の記事をご覧ください。
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また、インバウンド対策に使える補助金も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
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